欠損歯の治療の選択

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歯を失う主な原因とは?

年齢を重ねるとともに、「歯がぐらつく」「かむと痛い」といったお悩みを持たれる方が増えてきます。歯を失ってしまう理由には、いくつかの共通した原因があります。

歯周病(ししゅうびょう)

歯周病(ししゅうびょう)

歯周病は、歯を支える歯肉や歯槽骨が細菌感染により炎症・破壊される病気です。歯と歯ぐきの間に歯周ポケットができ、そこにたまった歯垢内の細菌が毒素を放出し、歯ぐきの腫れや出血を引き起こします。炎症が進行すると歯槽骨が徐々に溶け、歯を支える力が失われ、最終的に歯が自然に抜け落ちます。失った歯を補う治療法の一つがインプラントで、人工歯根を顎骨に埋め込み、その上に人工歯を装着します。しかし、インプラントも天然歯同様に「インプラント周囲炎」という炎症を起こすことがあり、これは歯周病と同じく骨吸収を招き、最悪の場合インプラントが脱落します。そのため、歯周病の既往がある人は特に、インプラント治療前に歯周病を治療し、治療後も定期的なメンテナンスと口腔清掃を徹底することが重要です。

虫歯の進行

虫歯が進行すると、歯の中の神経や血管が細菌に感染し、根管治療で神経を取り除くことがあります。しかし、治療後でも根の中に残った細菌や新たな感染によって炎症が再発し、細菌が根の先まで広がることがあります。これが「根尖性歯周炎」で、噛んだときの痛みや歯ぐきの腫れ、膿の排出を伴い、周囲の骨を徐々に溶かします。骨が失われると歯を支える力がなくなり、保存が不可能な場合は抜歯に至ります。根尖性歯周炎は歯を失う原因の中で最も多く、全体の約47%を占めます。

無意識の癖による負担

歯ぎしりや食いしばりなどの無意識の癖は、歯や顎の骨に強い負担を与えます。特に長期間続くと、歯の根に亀裂が入る「歯根破折」を引き起こすことがあります。歯根破折は何の前触れもなく突然起こり、破折した歯は修復が困難で、ほとんどの場合抜歯が必要となります。特に、過去に神経を取った歯や、歯ぎしり・食いしばりのある方はリスクが高く、抜歯原因の1〜2割を占めるとも言われています。

歯がなくなるとどうなる?

歯を1本でも失うと、さまざまな影響が出てきます。

  • かみ合わせがずれて、食べ物がよくかめなくなる
  • 発音しづらくなり、会話がしにくくなる
  • 見た目に影響し、笑うことに自信が持てなくなる
  • 残った歯に負担がかかり、次々に歯を失う悪循環に陥る

こうした問題を防ぐためにも、早めの治療が大切です。

欠損歯の治療法にはどんなものがある?

歯を失ったあとには、いくつかの治療法があります。それぞれの特長と注意点を知っておくことで、ご自身に合った方法を見つけやすくなります。

入れ歯(義歯)

入れ歯(義歯)

取り外しができる人工の歯です。保険が使え、比較的短期間で作ることができます。部分入れ歯や総入れ歯などがあり、基本的には保険適用内でどのようなケースでも対応できます。

メリット
  • 費用が比較的安く、治療期間が短い
デメリット
  • 金属製の留め具が見える
  • 違和感が強い
  • 毎食後・入眠前に取り外して清掃が必要

ブリッジ

ブリッジ

抜けた歯の両隣の歯を土台にして、人工の歯をかぶせる方法です。固定されているため、違和感は少なく見た目も自然ですが、保険適用となるケースは限られます。

メリット
  • かみ心地が良く、自然な見た目で違和感が少ない
デメリット
  • 健康な歯をたくさん削る必要があるので、虫歯が再発しやすい
  • 土台とする歯に負担がかかり、根が折れたりする
  • 金属が見える

インプラント

インプラント

インプラントは、失った歯の代わりに人工の歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。天然歯に近い見た目と噛む力を再現でき、隣の歯を削らずに補えるのが利点です。インプラントは、10年後の生存率で上顎約90%、下顎約94%と、高い予後が期待されます。大規模な研究でも、15年後の累積生存率は94%前後と報告されており、平均的に10〜30年使用可能とされることが多く、適切なケアで一生持つ場合もあるとされています。

泉佐野市のくりもと歯科・口腔外科クリニックでは、専門的な設備と技術をもとに、安全性の高いインプラント治療を行っています。

メリット
  • 見た目が自然で、しっかり噛める
  • まわりの歯に負担をかけない
  • 骨がやせにくい
デメリット
  • 自由診療のため費用がかかる
  • 治療期間がやや長い
  • 一般的には手術が必要
抜歯後即時埋入

くりもと歯科・口腔外科クリニックでは、患者様の身体的・心理的なご負担をできる限り軽減するため、抜歯と同じ日にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入」を、条件が整えば積極的に採用しています。

抜歯後即時埋入のメリット
  • 手術の負担が軽い
    抜歯と同時に行うため、インプラント埋入の手術侵襲は抜歯単独とほぼ同程度に抑えることができます。
  • 手術が1回で済む
    通常、抜歯後に別の日にインプラント手術を行うのが一般的ですが、抜歯即時埋入なら1回の処置で両方が完了します。
    ※手術を分けずに済むため、「インプラントのための追加手術が不要」とも言えます。
  • 治療期間の短縮が可能
    抜歯後の治癒を待たずにインプラント治療を進められるため、歯が入るまでの期間も早めることができます。

治療法の比較一覧

比べるポイント インプラント 入れ歯 ブリッジ
見た目 ◎ 自然できれい × 金具が見える △ 自然に近い
かむ力 ◎ 強い △ 弱い ○ 普通
他の歯への影響 ◎ なし × 支える歯に負担 × 支台の歯を削る
骨の維持 ◎ 骨が保たれる × 骨がやせやすい × 骨がやせやすい
費用 × 自由診療 ○ 保険適用あり △一部保険適用あり
治療期間 △ 数ヶ月かかる
※3ヶ月〜1年程度
○ 短め ○ 短め

※表は左右にスクロールして確認することができます。

インプラントの治療期間について

インプラントの治療期間は、患者様の顎の骨や歯の状態で変動があります。
抜歯後即時埋入を行う場合は約3ヶ月、顎の骨が少ない場合は骨造成を行いますので約1年が目処となります。
ご不明点があれば、まずは当院へご相談ください。

インプラント治療を検討される方へ

インプラント治療を検討される方へ

泉佐野市のくりもと歯科・口腔外科クリニックでは、患者様のお口の状態にあったインプラント治療のご提案をさせていただいております。まずはお話をうかがい、お口の状態をしっかりと確認したうえで、他の治療法も含めた選択肢を丁寧にご説明いたします。インプラント治療だけを無理にすすめることはありません。「自分に合っているのはどの方法?」「年齢的に大丈夫だろうか?」といった疑問にも、やさしく丁寧にお答えします。まずはお気軽にご相談ください。
泉南市、阪南市、貝塚市、岸和田市、田尻町、熊取町、岬町などからも、ご相談もお待ちしております。

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