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インプラントのメリット・デメリットについて
歯を失った際の治療法として、インプラントは多くの利点を持つ選択肢のひとつです。天然歯に近い見た目と機能を備え、入れ歯やブリッジに代わる治療法として注目されています。一方で、手術が必要であることや保険が適用されない点など、検討すべき課題も存在します。治療を受ける前に、インプラントの特徴を正しく理解しておくことが重要です。
インプラントのメリット
インプラント治療には、
以下のようなメリットが
あげられます。
噛む力が安定している

人工歯根をあごの骨にしっかり固定する構造により、強い噛む力に対応でき、入れ歯のようにずれたり外れたりすることがありません。食事の際も安心して使えます。
見た目が自然で美しい
人工歯にはセラミックなどの審美性に優れた素材が用いられ、隣接する歯と自然になじみます。金属のバネが見えることもなく、口元の見た目に配慮できます。
顎の骨の吸収を防ぐ効果がある
歯を失った状態が続くと、噛む力が伝わらなくなり、あごの骨が徐々に痩せていきます。インプラントは骨に直接力が加わるため、骨の減少を抑える効果が期待されます。
健康な歯を守る

ブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要がなく、部分入れ歯のようにバネをかけることもありません。他の歯に負担をかけずに治療を行うことができます。
お手入れがしやすい
固定式のため、通常の歯磨きでケアが可能です。特別な器具や洗浄の手間がなく、毎日の清掃がしやすい点も利点のひとつです。
インプラントのデメリット
一方で、インプラント治療のデメリットには、以下のことがあげられます。
保険適用外の治療
インプラント治療は原則として自由診療となり、保険が適用されません。費用は医院ごとに異なりますが、1本あたり30〜50万円前後が一般的な目安です。
治療に時間がかかる
人工歯根と骨がしっかり結合するまでの治癒期間が必要で、治療完了までには3〜7か月程度かかります。お口の状態によってはさらに時間を要する場合もあります。
外科手術による身体への負担
インプラント体を骨に埋め込む外科処置が必要となるため、麻酔を使用するものの体への一定の負担は避けられません。高齢の方や基礎疾患をお持ちの方は慎重な検討が必要です。
健康状態によって適応できないことがある
糖尿病や心疾患、骨粗しょう症などの持病がある方は、インプラントの適応が制限される場合があります。また、喫煙や不十分な口腔清掃も成功率に影響を与える要因となります。
治療をご検討の方へ

インプラントは、見た目・機能・長期的な安定性に優れた治療法ですが、すべての方にとって適切とは限りません。現在の口腔内の状態や生活環境、全身の健康をふまえて、慎重な判断が求められます。
泉佐野市のくりもと歯科口腔外科では、患者様一人ひとりの背景に寄り添い、複数の治療法の中から最も適した方法をご提案しています。インプラント治療の可否や他の選択肢についても丁寧にご説明し、納得のうえで治療を進めていただけるよう努めています。
泉南市、阪南市、貝塚市、岸和田市など近隣地域からのご相談も随時承っております。ご不安な点があれば、お気軽にご相談ください。