- HOME>
- インプラント手術後のメインテナンスと通院
インプラント手術後のメインテナンスと通院について

インプラントは、見た目や噛む機能に優れた治療法ですが、治療が終わってからの管理がとても重要です。適切なメインテナンスと定期的な通院を続けることで、インプラントの寿命を大きく延ばすことができます。泉佐野市のくりもと歯科口腔外科では、治療直後から長期にわたるサポート体制を整え、患者様一人ひとりに合ったアフターケアをご提案しています。
手術直後の過ごし方
インプラントの手術後は、特に以下の点に気をつけて、安静に過ごしましょう。
手術翌日からの注意点
術後の腫れや出血は3日間ほどがピークとなります。傷の治癒を妨げないよう、以下の点に注意が必要です。
- 1週間は安静を保つ
- 激しい運動・飲酒を避ける
- 禁煙をする
- 当日は入浴はシャワー程度にとどめる(湯船は避ける)
- 傷口にはできるだけ触れない
とくに喫煙は、治癒の遅延やインプラント周囲炎のリスクを高めるため、禁煙が強く推奨されます。
術後ケアのポイント
インプラント治療後は、以下のポイントに気を付けてケアを行いましょう。
インプラント周囲炎に注意

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病に似た「インプラント周囲炎」を引き起こす可能性があります。
歯茎の腫れや出血から始まり、進行すると骨が溶けてインプラントが脱落するおそれもあります。毎日の丁寧な歯みがきと、定期的なクリーニングが不可欠です。
自宅での正しいケア
インプラントはできるだけ自然に使っていただくことを推奨しています。無理のない噛み方であれば、特別に硬いものを避ける必要はありません。
- 歯みがきは毎日丁寧に(特に就寝前)
- 歯間ブラシやデンタルフロスの活用を推奨
- 歯磨きが苦手な方には補助用具をご案内
- 喫煙習慣がある方は禁煙の検討を
生活習慣がインプラントの寿命に影響するため、日々の管理が非常に重要です。
インプラントの寿命と管理
数十年の使用も可能
インプラントは、適切なメインテナンスを行えば数十年にわたって使用できるとされています。実際に、43年以上持続している症例の報告もあります。
寿命を縮める要因と対策
以下のような生活習慣や健康状態は、インプラントの寿命を縮める原因になります。
インプラント周囲炎
歯みがきが十分でないと、歯茎に炎症が起きる「インプラント周囲炎」を引き起こすことがあります。インプラント周囲炎は気づかないうちに進行してしまうこともあるため、毎日の丁寧な歯みがきと、歯科医院での定期的なクリーニングで予防することが大切です。
歯ぎしり・食いしばり
寝ている間などに歯を強くこすり合わせたり、無意識にかみしめてしまうクセは、インプラントに余計な力がかかり、ぐらつきの原因になります。必要に応じて、就寝用のマウスピース(ナイトガード)を使うことで、負担をやわらげることができます。
喫煙
タバコを吸うと血流が悪くなり、インプラントを支える骨の治りが遅くなったり、感染しやすくなったりします。できるだけ早めに禁煙することをおすすめします。
糖尿病
糖尿病の方は、体の抵抗力が弱くなることがあり、感染が起こりやすくなります。治療前には血糖値の確認などを行い、必要があればかかりつけの医師と連携して、しっかりと管理したうえで治療を進めます。
インプラント治療後はメインテナンスが大切

インプラントは、見た目や機能の面で天然の歯に近い優れた治療ですが、「入れたら終わり」ではありません。長期間にわたって快適に使い続けるためには、術後のケアと定期的な通院管理が不可欠です。当院では、インプラント埋入後1か月以内に初回チェックを行い、その後は2〜3か月ごとの定期メインテナンスを推奨しています。この継続的なフォローにより、トラブルを未然に防ぎ、インプラントの寿命を延ばすことが可能になります。
インプラントと向き合うために
インプラントを長く快適に使用するためには、術後のケアと生活習慣の見直しが大きな鍵を握ります。泉佐野市のくりもと歯科口腔外科では、治療後も継続的なサポートを行い、患者様に安心して通院いただける体制を整えています。泉南市、阪南市、貝塚市、岸和田市など、近隣地域からのご相談も、お気軽にどうぞ。